土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:建物滅失登記など表示に関する登記全般。
経歴:開業以来21年間、滅失登記など登記に関する業務を行っています。
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滅失登記の費用を安く済ませるためには、
建物の滅失登記のための事前調査から、
申請書類の作成、提出まで、全部自分で行う方法があります。
ただ、何の知識も無く、何の手順も知らずに進めてしまうと、
何度も法務局に出向くことになりかねず、せっかく費用を安くしても、
それ以上に大変な労力がかかってしまうことがあります。
かといって、建物の滅失登記申請のすべてを、
土地家屋調査士に依頼すると、滅失した建物の規模にもよりますが、
通常、約4万円~7万円の費用が相場です。
そして、この費用の内訳を簡単に列挙しますと、
①事前調査費、②現地調査費、③申請書類作成費、
④申請書類の提出・受領費の、4つの項目となります。
つまり、建物の滅失登記申請を、
土地家屋調査士が代理で行う場合には、
上記4つの項目の作業費用がすべてかかるわけです。
ただ、上記の費用をできるだけ安くする1つの方法として、
自分でできる作業部分については、
自分が動くということを提案する方法もあります。
たとえば、法務局での事前調査として、
登記情報の取得や、公図の取得作業、
申請書類の提出と受領については自分で行うなどです。
そうすることで、①の事前調査費と、
④の申請書類の提出・受領の作業費用を、
安くしてもらえることが想定されるからです。
ただし、土地家屋調査士によっては、
部分的な依頼を嫌がる人もいるかもしれませんので、
最初に打ち合わせが必要になります。
また、①の事前調査費と、④の申請書類の提出・受領の費用については、
微々たる費用にしている土地家屋調査士もいるでしょうから、
③の申請書類(添付書類含む)についても、
できる部分は自分ですることで、もっと安くできるかもしれません。
特に、滅失登記の申請書類の添付書類については、
建物滅失証明書などが必要ですので、
取り壊し業者への手配などは自分でできる部分かもしれません。
ただ、滅失登記が初めての方にとっては、③の申請書類の作成方法や、
①の事前調査とは、何を、どこで、どういう風に調査すれば良いのか、
そこからわからない、といった人も多いことでしょう。
そのため、土地家屋調査士が自分のそばで補助してくれてるような、
滅失登記の手順を直接指示してくれるような、
その上で費用も最低限の費用で抑えられれば、と思う人もいることでしょう。
そんな時には、プロ監修の建物滅失登記のすいすい申請ファイル、
というソフトが、安く販売されていますので、
利用してみるのも1つの方法かもしれません。
このソフトは、滅失登記の専門家である土地家屋調査士が監修しているので、
滅失登記申請の費用をできるだけ安くできて、
あらゆるパターンの滅失登記の申請手続きを、
調べたり聞いたりすることなく、スムーズに済ませることができそうです。